●神頼み●
自分には2人娘がいるが、次女は先に結婚し子供を産んだ。
長女が30過ぎても結婚せず、
かといってキャリアウーマンでもなく、仕事も好きではない娘であった。
「仕事嫌いなら、結婚して夫に食べさせてもらうのが一番だよ」と私は言っていたが、
長女は秘密主義な性格で、もし交際してる人がいても親の私に話す子ではなかった。
長女が縁に恵まれるように
(もし良縁じゃなくて離婚することがあっても、一度結婚して離婚した女は吹っ切れて仕事を頑張れる、
私がそうだった様に・・・
だから人生一度は結婚してみたほうが良いという持論を私は持っていた)
縁結びの神様にでも、親として参拝に行こうと思っていたがなかなか都合がつかず、
行くことができないでいた、
長女が34歳の時、結婚することになったと相手を連れてきた。
参拝しなくても結婚が決まりほっとした。
これが縁結びの神様に参拝後だったら、私は神頼み効果を信じたことだろうと思う。
●占い●
今年占い師「新宿の母」が亡くなったそうだ。
この占い師に結婚相手との相性を観てもらって救われたという人がTVで言っていたこと。
「お相手とは相性はあまりよくないけど、あなた方は大丈夫。
相性が良くなくても、相手に対する思いやりを持ち努力すればうまくいきますよ」的なことを言われ結婚したと。
会社経営で悩んだ人にも「努力すれば大丈夫」という答えだったらしく、
「努力すれば大丈夫!」は、いついかなる人にも、いかなる事態にも、万能言語じゃないか!!
●霊●
霊の存在は、介護関係の仕事をするようになり信じなくなった。
ある要介護者の家族は「お父さんが夜になると『侍が庭にいる』という、そんなことあるわけないのに」
ある要介護者高齢女性は「夜になると、うちにコメ泥棒がきて、ザーッとコメびつからコメをを盗んでいく。
今も部屋に誰かがいる」と言っていた。
認知症・脱水症状・精神病は妄想が出現するので、その兆候だなと思っていた。
あるTV番組で、
戸建てに住む男性が「2階の寝室にいると、不気味な音が聞こえてくる」と、
TV取材を受けていた。
タレントと音声研究所?の人が同行してその音を一緒に聞いていた。
音声研究所の人が、タレントに屋根裏から音が聞こえるので屋根裏に入るように言った。
タレントは怖がりながら押し入れの天井板をはがし、真っ暗な天井裏に入った。
音が鳴るまで相当な時間を経て、寝室に音が鳴ったと同時に屋根裏の音の原因を探すと、
屋根を固定する鉄板のねじが緩んで、鉄板が天井板にぶつかる音だとわかった。
住人は「理由がわかりほっとした」と言っていた。
この番組がもし、音声研究所ではなく霊能力者に同行依頼していたら・・・
屋根の天井をはがして原因を探ることもなく、
「この音は霊が何かを訴えてますね」と言ったことだろう。
年取るにつれて、占い・神頼み・霊的なものは信じない、現実主義者になってきた自分である。
昔・かすかに信じていた死後の世界の存在も、今は無いと思っている。
そのくせ・・自分が死んだときの遺骨は海洋散骨はイヤ(海水冷たそうだから)
見晴らしの良い山に散骨なら良いと、矛盾したことを言っている自分にあきれている今日この頃である。
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