A夫婦の場合:長男である夫と結婚したが、家業を継がず結婚当初からの別居。
夫の妹は嫁いでいる。夫の親が亡くなり葬儀代は、長男夫が払った。
A夫婦には、子持ちでバツイチ娘が外でマンション暮らしをしている。
その娘が経済的生活が大変そう・・と、奥さんが夫に内緒で娘にお金を渡している。
今は亡き夫が、病気になってから見つけた物作りの趣味に、生きがいを感じていたので、
夫を喜ばせようと、奥さんが設定して作品の個展を開催したこともあるそうな。
(素晴らしい夫婦愛じゃありませんか)
B夫婦の場合:酒好き、気前が良くて人におごるのが大好きな夫。
よくおごるので、それ目当てで友達が寄ってくるのを、本人は人気があると思って勘違いし、
家庭の経済を困らせても、おごることをやめられない、金遣いの荒い夫。
(お金で人の心を買っているような人)
Aさんの奥さんは、夫の実家の葬儀などに使ったお金、個展を開いたお金さえも散財といい、
あのお金があれば・・今頃は‥という。
(この奥さんは 持ち家。遺族年金10万+自分の年金8万=18万円で、生活はできている)
夫に内緒で娘に渡していたお金には、後悔がないようだ。
私のことは、年金は少ないけど預金は持っていそうだ、と思っているようで羨ましそうに言うので、
「お金には、生き金と死に金があるよね、Aさんが払ったお金が、
生き金か死に金かは他人が決められるものではないけど、
戻ってこないお金を考えるより、これまで払ったお金を、
Aさんが誰かの役に立ったと少しでも思えたら、それは生き金だったということよ。
私は、結婚していた時、夫から自分が独身時代に貯めたお金まですべて使われて、
死に金たくさん払ったけど、このままこの夫といたら、老後が大変なことになると思って、
別れる決心をさせてくれたので、あれも生き金だったと、今は思えるよ」と、答えた。
ちなみに・・・上記のB 夫婦とは、私のことです。
決して多くはない年金(月10万円)だけど、普段通りの生活をしていれば、
赤字なく生活できている、今の自分をちょっぴり幸福なことだと思っているよ。
私の知人で年金の足しに65歳以上でも、働き続けている人が何人もいるからね。