10年来の茶飲み友達から「恵まれてるね」と言われた。

茶飲み友達は、裕福な家庭に生まれた。
成績が良く 大学は特待生だったらしい。
大学卒業後すぐ、ある国家資格を取り、
30代で自宅開業し、現在70代で割とのんびり働いている。
国民年金が月2万円ほどしかないらしいけれど、
資産があるので、廃業しても生活は困らないらしいが、
その仕事は好きだし、ボケ防止と思いやっているらしい。
私から見るとその人は子供の時から恵まれていると思うけどね。



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私のことを「恵まれている」という。

私は家庭不和の家に生まれ、
家にいるのが嫌で一刻も早く家から離れたいと中卒で隣県の紡績工場に就職し、
寮生活をした。
勤務は早番が朝5時~午後1時半過ぎまで、
遅番が午後1時半すぎ~午後10時までの2交代制で、
一週間ごとに早番と遅番が変わる勤務形態。

寮の1部屋は作り付けの2段ベッドが4台の8人部屋だった。
休日は日曜日だけで、土曜・祭日は休日ではなかった。
この工場で働く人はみんな同じ条件なので、
特に不満はなかったけど2年ほど17歳で退職し実家に戻り、
すぐ就職先を探した。

次の就職は実家から徒歩4kmほどの電気部品工場。
日勤と2交代の職場があり、日勤は自宅から通いで、
2交代をすると入寮ができ私は2交代が嫌だったけど、
寮に入れるのが何よりでそれで良かった。
この工場は、早番か遅番のどちらかを選択する。
私は早番を選んだので,
朝5時から午後1時過ぎまでの早番をずっとやった。


17歳から22歳まで働いたけど、
都会に出たくなり、工場の東京営業所に空きが出たら転勤させてほしいと申し出た。
営業所は田舎の電気部品工場から転勤している人が多く、
寮もあるので、都会に不安を持つことはなかった。
22歳で親の反対を押し切り東京営業所に転勤した。

3年ほどで東京営業所を辞めて、別の寮付きの会社に就職し、
高卒資格欲しさに25歳の時、夜間高校に入学、29歳卒業。



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結婚した相手は、浪費家で酒好き、
なんやかんやで一文無しになり、
46歳の時に、娘二人を連れて夫から逃げて、
ボロアパート暮らし。



こんな経緯が「恵まれてる?」
なぜそう思うんだろう?

私の現在の生活を見て そう言うんだろうね。
(働かなくても 年金だけで生活できてることを)

でも年金月10万円だよ。

家賃が安いからね。都営に入ってることが大きい。
(これに尽きる)

でも、私はこれまでくじ運や棚ぼたとは無縁の人生だった。
都営抽選当たらず、
くじ運なければ、抽選のない困りごとポイントが多い順のポイント入居を狙うしかない。
(下の子供が18歳になれば応募資格もなくなるので、早くしなきゃと、
それには策を練りました)
ポイント入居応募の2度目(下の子供17歳)で、入居できた。



60歳過ぎて、都営独り暮らしの生活費を考えたら10万円は必要と、
65歳まで厚生年金加入で働くと決めた。

退職後、年金繰り下げで受給額を増やした。

私は自分が恵まれた生活をしてきたとは思わない。

恵まれていなかったから、自分で切り拓くしかないともがいた。

働いていた時は、他人を羨み、自分の境遇を恨んだこともある。

現在、年金で生活できることに、
恵まれているとは思っていない。

退職後は非課税者となり、
納税者・年金支払者の人達に支えられている、
私は恵まれた人生というより、今は支えられている人生とおもっています。

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