少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。
75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された。
様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、
世間はすっかり受け入れムードとなる。



角谷ミチ78歳。
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす。

ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。
住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し申し込みをした

●高齢男性の幸男さん
 プランを申請し、施設で
PLAN75を実行し息を引き取る。


この映画は
現代社会に投げかける問題作と言われている。

「現代版姥捨て山」ということかな?

この映画を観た方々が動画やブログで感想を述べられている。

この制度は現実味がある、高齢者が生きづらい世の中になったと、
上手な文章で嘆いておられる。(文章が上手だと説得力もあり共感を得やすいと感じる)



私は頭が悪いので、上手な表現や文章は書けませんが、
ここからは私の個人的な感想で、本音を書きます。

 私:PLAN75は現実味がある?果たして、そうかな~?

 私は65歳過ぎまで おおよそ介護福祉職を5年、
ケアマネジャー職を10年ほどやる中で
いろいろな高齢者の生活を、見てきました。

経済的なことだけに限定すると、
裕福な高齢者から生活保護受給者まで様々なケースがありました。

リアルな介護職の経験上、この映画は私には
問題提起には感じませんでした。

<プラン75>映画を私は観ていないし、観る予定もなく、
ネットや、人気高齢ユーチューバーさんの動画で、あらすじを知りました。

● 映画の主人公78歳のミチさんは 職を失い住むところも
失いそうになり、経済的に困窮し・・・プラン75の死の選択を検討する。
ミチさんは不動産屋に住まい探しに行ったとき、
生活保護受給したら部屋が借りられると勧められたが、
もう少し頑張ってみるといって断った。

そしてミチさんは、PLAN75の死を選択し申請???

● もう一人は幸夫さん、死を選択した男性。
幸夫さんの PLAN75選択理由は
あらすじには書いてなくて わかりません。
(病苦ではなさそうです)

二人とも、死の選択があまりにも安易すぎないかなぁ???

そうだった、創作映画でしたね・・だとしても、ストーリーが安易すぎる。

もしミチさんが実在の人物なら・・・
夫の遺族年金と自分の年金を足しても生活できない時、
もしかして無年金かも知れないけど・・・

78歳になって働き口がなかったら、生活保護受給するでしょ?
住まいも生活保護なら借りられると不動産屋が言ってるのだから・・

PLAN75の死を選ぶ気持ちがわからないです。

65歳以上の生活苦高齢者は 仕事が見つからないってなれば、
65歳前の人よりも生活保護申請が、通りやすいようです。

幸夫さんはPLAN75を行う、死の施設のベッドで亡くなりました。

隣のベッドで、幸夫さんの死を目撃したミチさんは、
PLAN75の死の施設を抜け出し、歌を口ずさみながら、

生きようと決意したかのような表情で夕日を見つめます。

出演されている実力派俳優さん方の演じる役わりと演技にはとても興味がありますが、

映画の内容には、他の方の感想にあるようなPLAN75制度は、
近未来において現実味があるとは思いませんでした。

 私が安楽死を選択したいと思う時は、
治る見込みのない、苦痛の伴う病気の時だと思います。

少子高齢化で財政圧迫する高齢者は、邪魔者かもしれないけれど、

あの映画を観ての「現実にPLAN75制度が施行されるかも」と、
日本の近未来に不安を感じるのは、考えすぎで、
被害的思考が過ぎると私は思いました。

私の知る生活保護受給者は、
生活困窮時は暗い顔をしていたけれど、
保護費受給するようになると、表情が明るくなりました。

中には「受給額が少ない、まだ生活苦しい」という方も幾人かいましたが、
お金のやりくりが下手なだけと思います。

話題の映画PLAN75

創作話だから、どんな展開でもかまわないのですけど・・・

その映画を鑑賞した方々が 
自分に投影して悲惨な気持ちになる必要はないのじゃないかな?
と思ったのです。

個々人がどんな感想を持とうとまあこれも、人それぞれですが・・

ランキング参加中
ポチっと押してくれたら うれしいです
にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
にほんブログ村  


家計簿日記ランキング