介護関係の約15年間の仕事でいろいろな家庭を見た。介護サービスを利用していた大勢の人たち。
良かったこと、理不尽な出来事など、結構記憶にある。
でもそれに関わったサービス利用者名前はすべてというぐらい忘れてしまっている。

その中でフルネームしっかり覚えている高齢夫婦がいる。
私がサービス提供責任者になりたての時に、
掃除・入浴介助で入っていた家のSさん夫婦。
ご夫婦のフルネームは、一生忘れないと思う。
私は奥さんのほうを担当していたがいつも私にかけてくれた言葉が忘れられない。
どの家も平等の気持ちで行うのがヘルパーの役目ではあるけど、ヘルパーも感情もつ人間なので、
好きな家・苦手な家はある。
ヘルパーが喜ぶ言葉をかけられると、大変な仕事でも頑張る気になるのです。
旦那さんのほうには男性の登録ヘルパーが担当していた。ヘルパーになりたて30歳ぐらいの男性だった。
とてもまじめに仕事に取り組む男性だった。
 その男性ヘルパーは、失礼ながら外見が良いほうではなかったし、
会話も上手とは言えないことが要因としてあったのか?
(少し不器用だけど、一生懸命仕事する人です)
他の介護サービス利用者宅を訪問しても「あんな人はいや」とヘルパー交代を希望されたり、
玄関先で断られ家に入れてもらえなかったと帰ってきたこともあった。


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そんな男性だったが、Sさん夫婦の奥さんから聞いた話「うちのお父さんはあの方が気に入っているのよ。
すごいまじめな人だから・・まだヘルパーになったばかりなんだってね、
お父さんが『僕の家で練習して,一人前になりなさい』と言っているのよ」と話してくれた。
サービス提供責任者の私が、とてもうれしくて感動した言葉だった。

 私にかけてくれた奥さんからの言葉は,
 「ありがとう助かるわ、貴重な仕事ね」    です。
自分も、もし介護サービスを受けるようになったら
Sさん夫婦のような言葉をヘルパーにかけようと思っています。

このお宅には、障害で働けない娘さんがいました。
いつも、ヘルパーの仕事が終わると、旦那さんが娘さんに声を掛けます。
「お姉ちゃん!ヘルパーさんに甘い水あげて・・・」

甘い水はジュースのことです。
高齢になるとすぐ言葉が出てこないらしく、いつも、甘い水と言ってました(^^♪
私は心の中で(私は ホタルか!!)といつも、ツッコミを入れてました(^_-)-☆

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