1 綺麗なお花と フンコロガシ ヒソヒソ話をしています
「あなたはとても美しい お名前教えてくださいと
 道行く人から聞かれるの」

「こいつの名前はフンコロガシ 変な名前~!!と笑われる」

 そんなこと等 知るもんか
 すべてあんた(人間)が つけた名よ



2 嫌われゴキブリとクワガタが ひそひそ話をしています

「人に見つかりゃ ただではすまぬスリッパ片手に 狙われて
 逃げりゃ 殺るまで 追われの身」


「おれは見つかりゃ 小躍りされて 悪ガキドモの おもちゃの身」

 茶色に光る 背中は同じ
 すべてあいつ(人間)が 生死を決める



3 家持つ人とホームレス 道に倒れた時のこと

 身なり良ければ 駆け寄って「大丈夫か?」と訊ねては
 皆で助けて ご親切

 
家なき人には ココロ無く 避けて通って 目に入れず
 人から生まれ 人とぞ育ち
 同じ命の  日本の土地で


この迷作は ずいぶん昔・あるイベントに行く朝、途中新宿の、野宿にしてはふさわしくないような道路で
寝ているホームレスを見て、もしも、このホームレスが体調が悪くて倒れていたとしても、誰も声をかけない。
きれいな身なりの人だったら、みんな心配して声をかけるんだろうなと、思った日のことを書き留めておいたもの。これは誰にも見せられないへんてこな作詞と思って、どこのブログにも載せることがなかったけど、
この歳になり誰にどう思われても、もういいんじゃないかなと。

そのイベントには、厳重な警護の元、秋篠宮妃が来場されて参加者が感激し喜んでいたけれど、
朝・道路に寝ていた人・・・「あれも人なり・・・これも人なり・・・」と、私一人やるせない気持になったものでした。

  
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