70年の人生を振り返り、一番うれしかったことは、
65歳の退職日です。

中卒で15歳から働いて 27歳で結婚 29歳で長女出産
31歳で次女出産  約10年間専業主婦 
37歳ごろからパートしながら 46歳で夫と別れ 65歳まで働きました。
40年間正社員かパートで働いてきたということです。

理想としては、60歳で退職して年金生活でしたが、
それでは受給年金が少なすぎて生活ができないことがわかり、
65歳までは 働くしかないと決めました。
65歳での退職年齢は 齢取っててうれしくはないけれど、
仕事辞められる日が65歳なら、早く65歳になりたいと思ってきました。
それほど 仕事をすることが嫌いだったのですよね。

私は、結婚したら専業主婦がしたいと、思ってました。
10年間は子育てもあったので、専業主婦ができました。
それは、公営団地で家賃が安かったからにほかなりません。

結婚して数か月間は、民間アパートで夫と二人暮らしでしたが、
結婚前から夫はお酒好き、友達におごるのが好きで、
貯金は持っていませんでした。
私は、22歳で上京して27歳まで働いたので、貯金はそれなりに持っていました。
夫は結婚しても、生活が変わることなく、お金遣いが荒くて、
生活費は私の預金を取り崩す状態でした。

当時は、ATMはまだ発明されておらず、通帳と印鑑でおろしてる時代でした。
私が通帳と印鑑を、隠しておいても私がいない間にすぐ嗅ぎつけて、
勝手におろされたことが何度もあり、預金がどんどんなくなっていきました。
昔は預金者本人じゃなくても、通帳印鑑があれば下ろせたゆる~い時代でした。


夫は独身時代都営住宅の1戸建てに両親と住んでいたので、
アパート暮らしで、お金が底をつきかけてきたころ、
夫が「俺は、長男だし実家に帰ってくることを親が望んでいる」といったのです。
私はそれを聞いて、民間アパートでは家賃が高いし、暮らしていけないので、
夫の両親がそう言っているのであれば、実家に入ろうと思ったのでした。

そして、引っ越しを夫の友人に手伝ってもらって、夫の実家に行きました。
引っ越しした平日昼間は、夫のお母さんだけが家にいました。
夕方、夫のお父さんが帰ってきて、すごく驚いたのです。

実は・・私たちが実家に入ることを、両親がのぞんでいるのは夫のウソ、作り話だったのです。
夫は、お母さんにだけ実家に入ることを言っていて、
お母さんはお父さんに言い出せずに反対していたのに、夫が引っ越しを強行したのでした。
(亭主関白なお父さんに、お母さんは何も言えなかった。
夫は独身時代から、お父さんには内緒で、お母さんにお金をたびたび貸してもらっていた
ということを後々お母さんから聞きました)
引っ越しした夜にお父さんから「自分は何も聞いてないし、出ていってくれ!!」と言われました。

そういわれたら実家を出るしかないと思っていた数日後、
私の体に、妊娠の兆候のようなものが表れ、婦人科に行くと妊娠していることがわかりました。
それを知ったお父さんが「生まれてくる子供のために ここにいさせてやる」と、言ってくれました。
私はこの時、定時制高校4年生で、翌年1月が出産予定日でした。
12月の冬休み前まで高校に通い、年末前に実家に帰り 1月に里帰り出産をしました。
その2年後次女を里帰り出産しました。

私が実家に帰っている数か月の間に、老朽化した1戸建て都営住宅の取り壊しのための移転話が、
都住宅局からでて、近くの団地に移転することになり、
2世帯分の部屋を提供されて、夫の両親と別居することができました。

46歳の時、15年間夫と住んでいた家賃の安い都営団地から、
高校生2人の娘を連れ、民間アパートを借りて、夫の元から逃亡しました。

民間アパートに入ってから、都営団地入居を申し込んでいましたが、
入居希望者が多く、抽選で決めるので、
くじ運がない私にはあたるはずないな~と思っていました。



都営住宅には 抽選のない「ポイント募集」というのがあります。
生活と住む住宅に困っている順番から、入居できるというものです。
応募資格は
「障碍者本人。障碍者と同居して扶養している家族。
18歳未満の子を持つ母子家庭」等々です。
私は母子家庭に該当するではないか!これに応募しよう!!!と、思いました。

次女が16歳の時に1回目の応募、入居順位お知らせはがき50番目ぐらいだったかな?
・・・無理だなって思いました。

次女が17歳で2回目の応募、入居順位が20番まで入居できる22番目?補欠だったと思います。
(次女が来年18歳になるので、応募資格がなくなる、今年の今が最後のチャンスと思いました)

いや・・22番目の順位はがきをもらってから思ったのではない、2回目の応募時に考えていた。
いや・・・1回目に外れた時から、最後のチャンス2回目にかかる作戦を考えていたと思う。

「幸運なければ、着実に・・」です。

20番までが入居できる、22番目補欠は微妙です。
20番目までの2人の人が 入居審査で非該当になるか?入居辞退をしなければ入れません。
これぞ時の運です。
結果・・・入居することができました。

人生2番目にうれしかったこと 
都営住宅入居 
この入居のおかげで、働いていた時も収入が家賃に圧迫されることなく、少しは貯金ができました。
そして今、月10万円の生活ができているのです。
とてもありがたいことです。

年金手取り月10万円にするため、本来65歳からの年金受給を67歳まで
年金繰り下げした事情は ←こちら に書いてます。



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