第一話↑の続きです。


ある日の夕方、夫が仕事を終わって帰ってきたが、
夫の友人から電話があり飲みに行こうと誘われたと、その夜に夫が出かけて行った。

 

そして、夜の12時過ぎに電話をかけてきて、

「近くで飲んでるんだけど、今からM子を連れて行くから・・・」という。

飲みに誘ってきた友人が、女連れだったので自分も寂しくなってM子を呼んだという。

「いやだよ、家には連れてこないで」というと、

「もう終電ないし帰れないから連れていく」という。

(私が嫌だと言っても、聞くような夫ではないことはこれまでの生活で思い知らされていた)


ほどなくして、二人は現れ、夫は女性を家に上げた。



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家に上がったM子は「あなた、奥さんらしいことを全然してないんだってね」と挑発的なことを言ってくる。

(夫は、いつも私の料理がまずいなどと話しているに違いなかった)


私は挑発には乗る気がなく冷静に、

「あなたこそ、こんな夜中に・・・子供は?旦那さんは?」


「私は、ちゃんと明日の朝食べるパンの用意をしてきました!!」と言った。

 

(この女性は、夫に呼び出されて、車で1時間以上もかかる自宅(神奈川県)から、

タクシーできて、タクシー代を夫が払った。

夫がうちに電話をかけてきたときは、家のすぐそばの公衆電話からかけていて、

私が嫌がっても連れてくる前提で電話を掛けたんだと思った)

 

そして我が家にM子は一晩泊まって帰っていった。

夫は、後日その時のことを・・

M子が、奥さんが冷静でビックりしたと言ってたよ」といった。

 

M子は、家にわざわざ来たのは、私が嫉妬に狂うのを見て、
優越感を味わいたかったのだなと思った。
冷静で期待外れ、そして何より 焼きもちを焼くほど、私は夫を好きではなかった)


そして私は夫に言った「どうせつくるなら、私がかなわないほどの、
もっとましな女を作ったら・・・」と。

それでも夫はM子と切れることなく付き合っていた。

今でいうW不倫です(そんな言葉もない時代だった)

~~~次回に 続きます~~~

続きはこちら 夫が連れてきた女その③


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