私、46歳の時、夫と別れる決断をさせてくれた二人の娘がいます。

その時、二人の娘は高校生でした。

それまで夫と2人の娘の4人で、家賃の安い公営団地に住んでいたけど、

アルコール依存の夫が 娘が中学生になったぐらいから娘たちにも暴言を吐くようになりました。

夫は「出ていけ!!」と、怒鳴ります。

一触即発のような様相が、日々続きました。

 

自分としては、夫に一人で団地から出てもらうのが一番でした、

家賃が安い公営団地なら、母娘3人でも経済的にやっていけると思っていたから、

3人で民間アパートに出る決断ができずにいました。

 

高校生になった娘たちが、

「もう、ここにいるのはいやだ、この団地出ようよ・・
私たちがアルバイトをしてお金を入れれば、
アパートでもやっていけるじゃない」と、私を促すのでした。

 

その言葉を聞いて、夫に内緒で不動産屋で民間アパートを探し2Kのアパートを借りました。

約25年前「6畳・4畳半・1畳キッチン・風呂トイレ付」65000円でした。

間取り的には安いほうで、

老朽化したオンボロアパートでしたから・・外観・内装より広さのほうが大切でした。

契約にあたり連帯保証人が必要だったので、実家の姉になってもらいました。

 

そして、夫が働きに行って家に不在の日に、置手紙を書いて、
母娘3人で団地を出ました。

置手紙には 行く先は 書きませんでした。

 

私は、一時の感情で突飛な行動はできない性格です。

夫から見たら いきなり出ていったと思ったことでしょうが、

きちんと行き先を決めて、経済的に大丈夫と思ったから決断した行動でした。

 

ボロアパートだったけど、夜にゆっくり寝られるしあわせを感じました。

娘たちが言っていた、アルバイト代を家に入れるのは・・・?

1円も、もらってませんけど・・・(>_<)

国と区からの児童手当を申請し、月6万円程貰えたので家賃のあてとして助かりました。

夫といるときから高校奨学金も借りていたので、それも良かった。

 

私も、これまでよりは収入の良い仕事に変えて たくさん働きました。

そして 民間アパートに出て2年ほどで、公営団地に入居できました。


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私が「娘が高校を卒業して働くようになったら・・」と、描いていたこと。

もう働くのは嫌だ、2人の娘が お金を入れてくれたら自分は働かなくて済む。

(これは現実的ではないですね、夫がいて専業主婦だったらできることでした)

 

次に考えたこと、

60歳で仕事を辞めて、その先は年金と、子供が入れてくれるお金で生活したい。

これなら、できそうだわ・・・

早く60歳になりたい!!仕事辞めたい!!

 

・・・60歳になったけど、無理でした。

子供はお金を入れる気配無く・・・年金は少なすぎる。。。

そのうち子供は出ていき・・あてにはならなかった。

(もともと子供から生活費はもらってなかったけど)

 夫と別れた時のことなど↓書いてます。




なので、60歳以降は一人暮らしにかかる生活費と、
受給年金額を年金ネットで計算しながら、
仕事の辞め時、年金の受給開始時を決めながら働きました。

年金不足分を貯金を取り崩しながら生活するのは、私はなるだけ避けるためでした。

 

娘たちの「お金を入れるから・・」は、裏切られたけど・・

そのおかげで 今の生活があると思えば 良いですね。




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