昔・嫁だった頃④ ←の続きです。

私は歓迎されていなかった居候の身でもあるので、
いつも自分の感情を表に出さず、過ごしていた。

義母は夫と体質が似ており、アルコールとたばこ好きな人だった。
朝起きて一服したいときにタバコの買い置きが切れていると、
(朝・タバコの買い置きが切れていることがほとんどだった)

灰皿にある自分が前日吸った吸い殻を拾って、指で伸ばしてそれを吸っていた。
外では、プライド高く上品をふるまっているが、
同居すると見えてくる、他人には見られたくないことをしているのだな・・
(人間だものいいじゃないかと、私は逆にホッとした)

暑い日は一人で昼食にビールを一本飲んでいた。
それが、気を遣う夫のいない昼間の楽しみだったのだろう。

夕方になると、毎日ビールを飲みながら夕食を作っていた。

夕食時に、義父は酒は弱く小ビンのビールをコップ1杯飲むだけだったが、
義母は、今日ビール飲むのがその時が初めての顔で、一緒に飲んでいた。

そして夕食時のビールから始まり、寝るまではウイスキーをちびちび飲みたい人で、
それを義父に「まだ飲むのか!!」とたしなめられるので、

           d977_2 (3)
 湯のみの↑そっくり画像(色はもう少し濃い目だった) 
いつもウイスキーを濃い色の湯呑に入れて、お茶を飲む振りをして飲んでいた。



それから、私たち夫婦は、物置部屋でシングルベッドに二人寝る生活も狭いし、
冬には子供も生まれるので、
広い庭に、6畳一間のプレハブを建ててそこに住み始めた。
当時の価格は、40万円ほどだったかな?
そして、私の独身時代の貯金が底をついた。

  建てたプレハブのそっくり画像 ↓
         yhn-60_1

トイレ・水回りは無いので、これまで通り、義両親が住む家を使った。

食事は、義母の希望で、一つの台所で時間差で別々に作っていた。
夕飯後の食器の洗い物や片づけをしている間、
夫が一人プレハブ部屋で飲んでいるところに、
義母がプレハブ部屋に訪ねて行って、楽しそうに話をしながら二人で飲んでいた。

夫と義母は酒好きなところが気が合っていて、
いつも気を使う義父から離れて、
息子と酒を飲めるプレハブ部屋が出来て、
そこが義母のオアシスになっていたのだろう。

二人で飲みながら、時には日中あったことで私への不満を義母は話すらしく、
台所片づけが終わりプレハブ部屋に戻ると夫が、
おふくろが言ってたけど、おまえ今日はこんなことしだったんだって?!
何やってんだよ!!と、私に言うこともあった。

私への義両親の評価は「挨拶ができない、何を言っても感じていない」が冒頭に来て、
その他不評がいろいろあった。

私は、子供のころから言い争いが苦手で、
夫にも、義両親にも反論する気がなかった。
それを何も感じていないと思っているようだった。

反論しても、解ってなんてもらえないことが私には分かっているから・・

私の性格で恐ろしいのは「そう思うんだったら。。そう思ってて。。結構です。
最後に笑うのは私!のような気がする・・」と、わけもなく思うことだった。


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夫が「お前も入信したら、おふくろに可愛がってもらえると思うよ」という、
義母は「あなたを嫁として認めていないけど、
息子のお金のしりぬぐいをしなくてよくなったことだけは、良かったわよ、
今まで、お父さんに内緒でどれだけお金を使わせられたか!
息子のことで困ってるならあなたも勤行しなさい」と言われていたので、
入信していないのは私だけだし、
同居する以上は少しでも気にいられるほうが良いと思い入信した。
(のちに離婚後に脱会して現在は無宗教)

嫁として認めていないといっても、結婚式に新郎の両親として出席した。
もっとも、式費用は夫は貯金持たず、
新郎側の親も出す気なしで、ご招待なら出席するというので、
ご招待という形で出席してもらったのだった。

宗教には座談会があり、
その時は若かったので私はヤングミセスの座談会に出席した。

参加者が「あなた、○○さんのお嫁さん?
○○さんに息子さんがいるなんて知らなかったわ。
お母さんは娘さんの自慢話はしょっちゅうするけど、
息子さんの話は全く聞いたことがなかったので、
息子さんがいること全然知らなかった!!

あのお母さんじゃ大変でしょう?よくつとまってると思うよ」という。

私が、何も言わずともみんな義母の性格を知っていて、同情的だったのが救われた。

そこで その気になってお姑さんの愚痴をこぼすと、
「お嫁さんがこんなこと言ってたわよ」と、義母の耳に入る可能性もあるので、
何も言わなかった。

「おとなしいけど芯が強いお嫁さんね」と言われて、
そのような嫁さん像で私は満足だった。

自分は、決して明るい嫁ではない。
しかし、お姑さんからきついことを言われたからと、
めそめそと被害的な考えはしない、
そう、芯は相当強い女なのです。

お小言を言われても、一応は認め謝っておく。
反論で言い合っても、溝が深まるだけで理解はしてもらえないだろう。
認めて謝っておけば 相手の気が済む。

相手が気に入らない事はどんなことか?
(私、性格はなかなか直せないし、
もし、容姿が気に入らないといわれても直しようがないけれど)
生活面での気に入らない面が具体的に分かれば、直しようもあるので勝ち。
(負けるが勝ちという言葉がすき)

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このしつこい長い愚痴話を辛抱強く、読んでくださる皆様ありがとうございます(^^)/
ええ加減にせぃ!!もう飽きたわ!!と思われてるかもしれません(>_<)
あと2回で終わります。

次回の2回は、私も予想していなかった結末が待っていました。
あと少しのご辛抱を・・(^_-)-☆

その続きはこちら→ 昔・嫁だった頃⑥
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