平日の午前11時は毎日のようにラジオで人生相談を聴いてます。
時間は20分間ほどで、
この放送を聴くようになったきっかけは・・・
定年退職後に今の団地に引っ越してきてから、
自分がとても不幸に感じて、うつ症状になっていたからです。
毎日気持ちが憂鬱でした。

その原因は、他人にはつまらないことかもしれません。
以前住んでいた古い団地は、お寺がたくさん集まっている寺町で、
ベランダ側は道路を挟んで向こう側が広大な墓苑でした。
建物が無いので視界が良く開放的、外を眺めることで仕事の疲れが癒されました。
団地住人じゃない人は墓地なんて気持ち悪い、怖いという人がいたけど、
都会の墓苑は夜間も明るいし・・3階から見下ろすのは怖いとは感じませんでした。

夜もカーテンを引かなくても誰にも見られることが無いので、
カーテンを開けたままのこともありました。

私は「閉所恐怖症」なのだと思います。
実家に帰省するときに、鉄道より夜行バスが格安なので、
夜行バスを使ったことが何度かあります。
夜行バスは、出発前から遮光カーテンをしっかり閉じられています。
進行方向の左右の窓からの景色は一切見ることができません。
(以前、夜行バスで隣席が空席でだったので、カーテンを15センチほど開けたら、
添乗員さんから閉めておいてくださいと注意をされてしまいました)
運転席前方の景色を見ることしかできません。

ある夜行バスは、運転席と乗客の座席間もカーテンで仕切られて、
前方の景色までも遮られます。
バス車中で夜が明けて、朝に外が明るくなっても終点までカーテンを閉めっぱなしです。
他の乗客の人は、それでも平気なんだろうかと思います。
夜が明けたら、カーテンを開けて明るい外の景色を見たい!のです。
四方をカーテンで閉じられた長方形の箱(バス)に閉じ込められて、
閉塞感ですごくつらかったのです。
酔い止め薬は必ず服用しますが、景色が見られない夜行バスはそれでも少し気持ち悪くなります。
飛行機・船も苦手で陸続きではない場所には行けません。
海外行ってみたいけど、飛行機がいやなのでいけません。
(海外は一度だけ、娘の結婚式でハワイに行っただけ)

この先実家に帰省することがあったら、高齢で無理はしたくない、
運賃が高価でも、鉄道で行くしかないと考えています。

これほど閉所が苦手の私に、
今の団地の2階に引っ越してすぐに、居室ベランダの目の前が、
4階建てマンションと2階建て民家の閉塞感が原因でうつのような症状が現れたのです。
(実際は、団地とベランダ前の建て物はピッタリくっ付いているほどではなく、
その時の私は敏感過ぎたと思っています)

もう一つは、自分の勝手で年金繰り下げしたため収入が無く、
自分はみじめな人間という思考でした。


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その時、癒しの音楽CDなどを聴いて、気持ちを落ち着かせようとしました。
そのCDプレーヤーのラジオでたまたま聴いたのが、「テレフォン人生相談」です。
悩みを抱えた人、不幸と思っている人が相談電話して、有識者に回答をもらう番組。
自分とは悩みの内容は違うけれど、不幸な思考は共通している人の話を毎日聴きました)

ラジオ人生相談内容は、ほぼ人間関係です。
夫婦・子供・嫁姑・親族・職場など。
金銭問題・相続問題で親族関係が・・これも結局は人間関係。

(私の悩み事なんぞ相談のネタにはならないと思いました)

私の現在は、年金受給して生活ができてるし、
同じ団地内の人で、
ベランダ前の景色なんて気にしてる人はいないので自分がおかしいと思いました。

ラジオ人生相談を毎日聴いていると、
相談者の悩みに対して、回答者が共感することが少ないような気がします。
(相談者の考えを諭すのが多い)
私は、この番組はいつ始まったのか知らなくて、多分長寿番組だと思うけど、
昔と比較して、現代のほうが相談者に対して厳しい回答を発するようになってきたのではないかなと、想像してます。

この番組を毎回のように聴いて、回答者が出す答えを聞いていると、
自分に人間関係の悩みが出てきたときの回答内容も、
なんとなく解かるような気がするので、聴き続けています。

ラジオ人生相談は事前相談・打ち合わせはしていると思うけど、
本番の番組は15~20分枠で有識者からアドバイスをもらいます。

相談者は、回答者から「あなたの考えを変えたほうが良いです」とアドバイスを受けて、
戸惑っている人もあるけれど、
最後には「わかりました、相談してよかったです、そのようにしてみます」的に、
納得した様子で電話を切ります。

人間関係の悩みで、回答者のアドバイスを頭では理解しても、
現実にはアドバイス通りに実践できない人が多いような気がします。

回答者が「相談者さん、あなたの態度次第で、良い関係に変化します」と言うけれど、
一朝一夕に自分の態度は変えられず、アドバイス通り実践できる人は少なく、
相手が即座に良い人に変化するはずもなく、小説のようにはいかないのが現実で、
結局は、電話相談したことで、
「自分の内面・自分の心との闘い」という新たな課題が生じ、
葛藤は続くのだと思います。

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