姉の二人の息子が働くようになったら、実家の母と姉家族は経済的に楽になるはずと、
私は安心していました。
(母もまだ働いてる、姉も働いてる、二人の息子も働けば家族4人がみんな働き手です)

私自身はこの時、東京で生活していたので、
この話は、母親や姉と電話で話したことをもとに書いています。

やがて姉の二人息子が成人したけれど、
長男は仕事が長続きしないのに、金遣いが荒く祖母である私の母が穴埋めをするという、
異常な甘やかし方をしました。


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長男は20代で好きな女性ができ結婚したいと言い出した時、
姉は長男がお金を持っていないので、結婚式はしないで入籍だけと思っていたらしい。
女性の家に、姉と長男が正式に結婚の申し込みに行ったら、
女性の父親が 酔っぱらいながら「結婚式を挙げないなら娘をやらん!」といい、
結婚式の費用は全部男側が出す条件だったという。

姉は(世話が焼ける長男と、結婚を機に離れたい一心だったのだろう?)
費用を全額持つことにしたという。
姉は「向こうの親に結納金をくれと言われなかっただけよかったよ」と言っていた。
(結婚式は私も出席したけれど、親せきや友人からのお祝い金もあるので、
ある程度は賄えたと思う)

結婚した長男夫婦は町営団地に住み共働きをしていたが、
第一子の妊娠がわかり、奥さんは仕事を辞めた。
しばらくしてから、長男も仕事を辞めたらしい。
その時、実家に帰ってきて「こづかいが無い」というと、
祖母がお金を渡していたらしい。



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長男が仕事を見つけて働きだしても・・
独身時代、働いたお金を全部使っても足りなかった長男が、
結婚したら小遣いが足らないと実家に帰って言えば、祖母が与える、
こんなことの繰り返しだった。

長男夫婦に2人目の娘が生まれ・・・
しばらくして・・祖母(私の母)が、
「こんな団地に住んで家賃を払っておっても、いつまでたっても自分のものにならんし、
子供が大きくなったら狭いし、家を買ったらどうや」と、長男にたびたび言ったそうで、
長男がその気になっているという。

姉自身は家を買えば良いとは全然思っていなかったし、
私は「町営団地なら収入によって家賃が安いのだから、そこでいいじゃん。
母ちゃんは要らんことを言わないほうがいいよ」と母に言った。
(長男の働きぶりを知っていたら、安易なことを言わないほうが良いに決まっているからです)

実家は米農家なので、昔から農協(JA)の銀行を主に使っています。
長男がどうしても家を買いたいと言い、JAのローンを組みました。

念願の新築を手に入れ・・まもなく(私にしたら案の定です)
長男夫婦は5年ほどでローンが払い切れなくなり家を手放す事になり、
妻に離婚されて、長男は実家に戻ってきて現在に至ります。

離婚後、元・嫁さん親子は市営団地に入居しました。
姉は、長男との離婚後も元・嫁さんと連絡を取り合って、
頼まれれば子供の保育園の迎えをしていました。

姉はふがい無い息子が、二人の子供の養育費も払えず元・嫁さんに苦労を掛けていると言い、
元・嫁さんはデイサービス勤務のため、
帰りが遅い日は保育園の迎えをしていると言いました。

長男は離婚後も(2人の子供たちに合う事を元・嫁さんが許していたので)
連休になると子供を連れていろいろなところに出かけたがる。
そのお金がないと言うと、姉が出していたといいます。
(姉は自分の二人の孫たちの可愛さもあり。。長男が連休が続くと暇で・・
家で酒ばっかり飲むので、出かけてくれた方がまだ良いと思い、お金を出したという)

長男は、娘二人を県内の遊び場所へ連れて行くときは、子供たちを車で迎えに行くが、
元・嫁さんの団地に子供を迎えに行くことは許されず、
大きなショッピングセンター内の入り口付近で、待ち合わせて子供を引き合わせていた。

私の知る限りの一番の大金は、年末~正月の大阪USJ 2泊3日?(ユニバーサルスタジオジャパン)
3人分で40万円(列車代・入園費・ホテル代・食事と小遣いなど)を、姉が出したという。

長男は離婚して実家に戻ってからも、好きなだけ酒を飲み(今はアル中の診断を受けている)
転職の繰り返しで、お金が無ければ祖母が仕方なく?与えていた。

私の母である祖母が成人した孫に 祖母曰く「やむを得ず、仕方なく・・」
だとしても、お金を与える。
私はその話を聞いたとき・・・
自分は中学卒業して働き、当然ながら親に金銭面で頼ったことが無い。
結婚した夫に金銭面で苦労したとき、
夫の両親は「娘が困ったら、娘の親が娘可愛さに出すものだよ」と言われた時も、
(それは筋が違うのでは?)と思い、1円も実家の親に頼ることはしなかった。

子供のころから、父が母や祖母に暴言を浴びせて自分の家庭は不和だったけれど、
みんな一生懸命真面目に働き、普段の生活は地味でも、
いざというときに備えてお金をためていた家庭だった。
父親が亡くなった時、父親の暴言で苦労した母と姉への労らいとこれからの幸せを込めて、
私は遺産放棄書類に判を押したつもり。
その時点でも、母と姉は自分の貯金は持っていたはず。

それがこんな形で、食いつぶされていく。
やがて、祖母の貯金が底をつき・・・(貯金無しになったのはおそらく85歳過ぎ頃?)
92歳で亡くなった。

元・嫁さんは離婚した数年後(離婚して3年以内?)下の娘が小学生になるときに、
初婚の男性と再婚し、
男性の両親と同敷地内の離れの家に住んでいると、姉は元・嫁さんから聞いたそうです。
私は、きっと相手の男性は良い人で 穏やかに暮らしていると思っています。
(これで長男は子供たちと会えなくなって、
姉もそのためのお金を工面することが無くなったことにも、私は安堵した)


~~続く~~

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