92歳で亡くなった祖母は(私の母)おそらく85歳頃まで、
姉の長男の金銭的尻拭いをしたと私は想像している。
90歳前に、祖母は自分の貯えを使い果たし・・
90歳頃には まだらボケが出てきて自分の年金収入の通帳管理もできなくなり、
姉が管理し始めたらしい。

祖母は長男(孫)が仕事を辞めて収入が無い時は遊び銭を渡し、
サラ金などの金銭的尻拭いもしていると聞いて、
私は夫にお金で困らせられても、離婚後も、
一切、実家にもどこにも金銭的に頼ることをしなかったことを思うと、
とても腹立たしかったので、援助を辞めるように言った。

その答えは「好きでお金を渡しておるつもりはない、
一緒に住んでおると知らん顔は出来ん。
男だからお金が無いと泥棒でもしたら困るから渡しておるがや、
あんたにはわからないだろうけど」だった。

それから、とうとう祖母が自分の貯えが底をついて、援助できなくなって・・
姉が仕方なくその役割をするようになったというわけだ。



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姉が「自分は75歳まで、あと1年。もう疲れた、いつまで働けるか?
長男が自分にお金をせびらなければ、年金だけでなんとかやれると思うけど、
あの性格は治らない・・・障害者認定も下りなかったからお金も入らん。
もしお金をやらなかったら泥棒するんじゃないかと心配、
(泥棒するんじゃないかと心配は、祖母と同じことを言ってる)
長男から生きてお金をせびられるより、いっそ死んでほしい」というのだ。

・・・私も、一緒に住んでる限り今後も姉はせびられると思う。
しかし姉は高齢なので、お金を出せなくなる日が近い。
(これが小説なら「息子勘当だ!出ていけ!」と追い出すシーンだろう・・・)

私、「一番簡単なのは息子をアパートで一人暮らしさせれば、働けなくなったら生活保護もらえるよ」

「息子お金が無いのに家を出ていくことはないよ」と姉。

「じゃ、いっそのこと、自分が息子を置いて行き先言わず出ていけばいいんだよ、
田舎で安いアパート借りれば、一人で年金で生活できるよ。
息子と一緒に住まなければ お金もせびられないから」と私が言うと、

「74年いた家から、こんな年になっていまさら出れないよ、
息子にお金やらなくなったらどうするかな?泥棒かな?」

「いいじゃん、息子に障碍者認定のお金が欲しいと親子でプライド捨ててるぐらいなら、
プライド捨てて泥棒して刑務所に入ればダダでご飯食べられるし・・・
刑務所入ってる間はお金の心配もないよ」

(息子が家を出るか?姉が家出るか?ムショに行くか?の3択だわ)

「それはアカン!兄貴が泥棒なんて世間に知れたら次男に迷惑がかかる、可愛そう」

「次男、遠方住まいだし、自分から会社に言わなければ会社には知れないよ、
もともと家に寄り付かないんだから、村に知れたって次男に誰も何も言わないよ」と、
どうせ姉が実行に移す勇気などあるはずの無い3択のカンフル剤を打ってあげました。


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うまくいかない同居嫁姑・同居親子、

あの人の性格が変われば→自分の考え方を変える
あの人自分の前から消えれば→自分が身を引く

人の変化を願い待つよりも、自からが動き突破口を開けなければ、
解決など困難だろうと思う。

家長制度などない現代ならきっぱりと別に住めばよいと私は、思っています。
(自分自身がしっかりして経済的自立の自信が必要だけど)

長くなるほど確執が深まり、年齢的にも抜け出せなくなるその前に・・・

私の姉と長男は共依存の関係に陥ってしまったけど。
姉に突破口開ける勇気さえあれば抜け出すことも無きにしも非ずだけど、
もう打つ手なしと思っています。

~~終わり~~

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