下流のお一人様家計簿blog☆彡

座右の銘#お金は取るより使いよう(ご立派な 負け惜しみ・・)

●これだけは伝えたい話

こんな時 もし、あなたならどうしますか?

いつも アラセブンのブログを読んでいただきありがとうございます。


これから書く話は、実際にあった話です。

こんな時、みなさまだったらどうするでしょうか?


ある平日、お金を引き出しに銀行ATMに行った時のことです。


ATMと窓口もある、地方の田舎の銀行でした。

そこに90歳ぐらいのおばあちゃんが、通帳だけを持ってATM前に立っていました。

そのおばあちゃんは「カードは持っていない、

今日は通帳持って来たけど、ハンコは持っていない」と言い、

お金を引き出すことができない状態でした。

どうしても1万円が必要とのこと「必ず返しますから貸してくれませんか?」と

言うんです。


そんな時 どうしたらよいでしょう、

皆様だったらどんな対応をするでしょうか?

    ↓↓↓に続きます。


にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
にほんブログ村






 

まだらボケの母の話



↑の話の続きです。

私は東京一人暮らし。

私の母は富山県で3人暮らしの92歳です。

母(92歳)長女(私の姉60歳代)姉の息子(私の甥40歳代)の3人で暮らしています。

姉は私に愚痴電話をちょくちょくかけてきます。

姉の息子(私の甥))は、こらえ性がなく転職・退職を繰り返しています。


92歳の母は、最近まだらボケが進んだそうです。

それまでは、母は年金を自分で管理していて、預金引き出しも自分でしていました。

仕事をすぐやめてしまう金欠の孫に、母(ばあさん)は、お小遣いをあげて甘やかしていました。

母は昼間お金をもって、電動カートに乗り、
自宅から町まで距離は4キロぐらいはあるillustrain10-obaatyan10-150x150

その町に買い物に行き、自分で調理もしないのに魚や肉をたくさん買ってきて、

冷蔵庫に入れるのを忘れてしまい、夕方仕事から帰った姉が、それを見つけます。

「夏場は腐らせて捨てるしかない困ったもんだよ」と私に愚痴を言いました。


姉は食料品の買い物は自分がするので、母にしないで欲しいといっても、

母は姉の言うことなど、きく気はありません。

(私には 母はすごい根性!!としか言いようがない)



半ボケなので、財布やお金の探し物をいつもしているそうです。

姉が探してみると、いろいろなところから千円札などが出てきて、

嫌になると言っていました。


もう母には金銭管理は無理だし、お金をもっていると不必要な食料品を買ってくるので、

姉が今年の5月ごろから母の通帳の金銭管理をするようになりました。

母の年金は農協の口座に入るとのことです。

別の銀行の通帳はあるけど残金はないので、母はそれは自分で持っています。



ある日、無職の孫が「ばばぁが一万円くれた」と姉に言ったそうです。

姉は「もう農協の通帳持っていないのに、どこからお金をおろしてきたんだろう?」と
私に電話で言いました。

「本人に聞いても『知らない若い男の人が、貸してくれた』と言うばかりだそうです。


母は要介護1で、デイサービスに週1回行っているので、
その話が本当ならデイサービスの利用者からか、
または職員からかに借りたんじゃないの?と私は考え、姉に言いました。


姉は「利用者はデイにお金を持っていってはダメってことなってるし、
職員が貸したなら何か報告があるはず・・ぼけている母の話は、たぶん嘘だよ」


「それにしても 一体どこから?」と、姉と話しました。

まだらボケの母の話は本当か?という話に続きます。


にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
にほんブログ村

まだらボケの母の話は本当だったという話





 前の話はこれ ↑の続きです


母は数日後、姉に「あした、○○の公民館に、1万円を返しに行かなきゃならないので、
1万円をくれ」といったそうです。
カレンダーを見ると返す日に母が印をつけており、
○○の公民館とは、○○は地名で自宅から10キロ以上の距離。

姉はそんな話は信じられず、
自宅から4キロほどの母が電動カートに乗りいつも買い物に行く町に、
理容店を営んでいる親戚がありますので、母はもしかしてその親戚へお金を借りに行って、
貸してもらったのかもしれないと思い、親戚の理容店に聞きに行ったそうです。

親戚の理容店は 母は確かに来たことがあるけど「5円貸して」といわれたので、
親戚の理容店は「5円だけ?」というと「そんなら500円貸して」と言い、
結局900円貸りて行ったそうです。姉はそれを聞き、母の借金の900円を返し帰宅しました。

すると母はまた、「どうしても明日返さなきゃいけないから、約束してるから・・1万円をくれ」と言い、
そこで初めて「その人の、名刺も貰ってある」と言ったそうです。
その名刺なるものには、メモ紙で「男の人の住所・名前・携帯電話番号」が書いてあったとのこと。

姉が母に「そんな遠いとこまで返しにいけるの?」と聞くと、
「自分は、いけないから代わりに返してきてくれ」と母が言ったという。

 翌日になり姉はそのメモ紙をもって、親戚の理容店に再度行って説明話をすると、
理容店は 書いてあったその住所にその名字があるかNTTの電話帳を見てくれたら、
間違いなくあったそうです。
理容店が「携帯番号が書いてあるんだから、電話してみたら・・」といったので、姉は電話をしてみたそうです。

姉が「やっぱり若い男の人の声だったよ「おばあちゃんがATMで困っていたので1万円貸しました」といった。
そして、約束の時間と公民館の場所をしっかり確認して、車を運転して返しに行くことにした。
理容店の奥さんは 心配して 『一人で行くのは大丈夫?うちのお父さんもいこうか?』と言ってくれたけど、大丈夫と言って一人で行って返してきた」と私に話した。

「車で通りかかって、立ち寄ったATMで、ばあさんが困っているから貸してくれたんだね。
いまどきそんな人はいないよ、
、高校生かな?高校生はそんなにお金を持っていないな。
とにかく若い人だった、親切だね~!!そしてその人は、渡したいものがあると言って
紙を自分に渡してきて「もうこの紙は破って捨ててください」と言った。

その紙には、ばあさんの字で『1万円借りました。何月何日返します(ばあさんの)
住所・名前』と書いてあったよ」

これは2015年に姉が
「これだけは早くきかせたくて・・・」とあわてて、私にかけてきた電話内容です。
(姉は富山の方言で話したけど 東京弁に直してあります)

私も姉も この心温かい若者の事は一生忘れられない 冥土の土産にもなるような出来事でした。


皆様に「こんな時もし、あなたならどうしますか?」とブログをアップしたのは
姉から、若い男性が母にしてくれたことを聞き、
私ならこんな時、若者が私の母にしてくれたことができるだろうかという事と、
皆様ならこんな時どう対応されるのかと聞いてみたかったのです。

そして、この母はこの心温まる体験をしてから、2年後に亡くなりました。

にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
にほんブログ村


スポンサードリンク
最新コメント

PVアクセスランキング にほんブログ村
プロフィール

arasebun:

訪問ありがとう♡
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

お問い合わせ

名前
メール
本文
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ